「大臣の自覚に欠けていた」吉川元農水大臣有罪判決

May 27, (ANNnewsCH) - 農林水産大臣の在任中に500万円の賄賂を受け取った罪に問われた吉川貴盛被告(71)に東京地裁は懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

吉川貴盛被告は農水大臣在任中の2018年から2019年の間に鶏卵業者側から合わせて500万円の賄賂を受け取った罪に問われています。

 吉川被告はこれまでの裁判で受け取った金について「賄賂だと思わなかった」と無罪を主張していました。

 今月26日の判決で東京地裁は「吉川被告は業者からの金が有利な取り計らいを受けたいという趣旨だったと認識していた」「多額の現金を繰り返し受け取っていて農水行政全体の公正さに悪影響を及ぼす非常に悪質な行為」と指摘しました。

 そのうえで、「大臣としての高い倫理観が求められていたにもかかわらず、自覚に欠けていた」「『政治献金だと思った』などと不合理な弁解に終始し反省していない」などと述べ、懲役2年6カ月、執行猶予4年、追徴金500万円を言い渡しました。

 判決後、吉川被告は弁護人を通じて「私の主張が受け入れられなかったことは誠に残念です」とコメントしました。

Ex-farm minister given suspended prison sentence for receiving bribes

May 27, (NHK) - A former Japanese agriculture minister, Yoshikawa Takamori, has been given a suspended prison sentence for taking bribes from an egg producer while in office. ...continue reading

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