「日本赤軍」重信房子元最高幹部が刑期満了し出所

May 28, (TBS NEWS) - 1970年代に海外でテロを繰り返した「日本赤軍」の重信房子元最高幹部が28日朝、出所し、「被害を与えた人にお詫びします」と謝罪しました。

「日本赤軍」の重信房子元最高幹部は28日午前8時ごろ、東京・昭島市の医療刑務所から出所しました。

「日本赤軍」重信房子元最高幹部

「人質をとるとか、戦いの中で戦闘第一にしたことによって、見ず知らずの無辜の人に被害を与えたことがあった。古い時代とはいえこの機会にお詫びする」

「日本赤軍」は1970年代に、中東を活動拠点としてイスラエルのロッド空港での銃乱射事件や、大使館襲撃、日航機ハイジャック事件などを起こした国際テロ組織です。

重信元幹部は1974年、オランダ・ハーグのフランス大使館占拠事件に関与したとして、2000年に大阪府で逮捕されました。その後、殺人未遂などの罪で懲役20年の実刑判決が確定し、2001年には獄中から「日本赤軍」の解散を宣言しました。

服役中は友人らの支援により国内外の情勢について情報を得ていたと言います。

「日本赤軍」重信房子元最高幹部

「(出所した今)感じていることは、あまりに昔と違って一つの方向に流れている。国民はそうでなくても、政治家が一方向に流れているというのが実感です」

今後については、がんの治療に専念したいと語りました。

「日本赤軍」をめぐっては、現在もメンバー7人が国際手配され、警察が行方を追っています。

Japanese Red Army leader released after 20-years in prison

May 28, (Nikkei) - Fusako Shigenobu, the founder of the now-disbanded Japanese Red Army militant organization that committed a string of terrorist attacks around the world in the 1970s and 1980s, was released from prison on Saturday after serving a 20-year sentence. ...continue reading

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