生命の源「アミノ酸」は宇宙から? はやぶさ2の“大発見”

Jun 10, (日テレNEWS) - 生命は一体どこからやってきたのか?。そんな大きすぎる謎に、日本の探査機「はやぶさ2」が一筋の光をもたらしました。小惑星「リュウグウ」から持ち帰った砂を分析した結果、生命のもととなる「アミノ酸」が発見されたのです。

2014年、日本の探査機・はやぶさ2は、地球から直線距離約3億キロ離れた小惑星・リュウグウに向け打ち上げられました。その後、リュウグウに到着し、砂などの物質を採取することに成功します。

2020年12月に地球に帰還したはやぶさ2のカプセルの中には、約5.4グラムの石や砂が入っていて、世界各国の研究機関によって分析されました。

その結果、発見されたのが、生命のもと・アミノ酸です。アミノ酸とは、筋肉などの材料になるもので、生命には欠かせない物質です。今回の分析で、アミノ酸が宇宙からやってきた可能性があることが分かったのです。

これまでにも、地上で見つかった隕石からアミノ酸が検出されることはありましたが、地球で付着した可能性を否定できませんでした。しかし、今回、宇宙空間で直接採取し、地球の空気に触れさせない形で検出できたのは、はやぶさ2のおかげです。

リュウグウの砂などからは、数十種類のアミノ酸が見つかったということです。

Japan asteroid probe finds 23 amino acids, researchers confirm

Jun 10, (Nikkei) - A total of 23 types of amino acids were found in asteroid samples brought back by Japan's Hayabusa2 space probe, according to new studies published in the journal Science and elsewhere, shedding further light on the origins of life on Earth. ...continue reading

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