数百メートル先の標的を殺傷できる軍用銃37丁を押収　医師らに販売した疑い　福岡県警

銃刀法違反（小銃等営利目的譲渡）の疑いで逮捕されたのは、埼玉県川越市の会社役員、吉田奈巨（だいち）容疑者（33）です。

警察によりますと、吉田容疑者は2020年から去年にかけて、広島県の無職の男（34）と兵庫県の医師の男（49）に対し、小銃9丁と機関銃2丁を合わせておよそ443万円で販売した疑いです。

吉田容疑者は、銃弾を発射できないよう加工された海外製の軍用銃を国内の輸入販売店で購入し、発射できるよう加工して2人に販売したとみられています。

購入した男らや吉田容疑者の自宅からは、数百メートル先の標的を殺傷する能力がある軍用銃37丁が押収されていて、このうち26丁は銃弾の発射が可能な状態でした。弾薬はありませんでした。

警察は、吉田容疑者の余罪についても調べる方針です。

Fukuoka police seize dozens of military weapons