Dec 23 (newsonjapan.com) - 1998年4月から同年6月にかけて放送されたアニメ『カウボーイビバップ』。
2071年の宇宙を舞台とし、犯罪者を捕まえて生計を立てるバウンティハンターのスパイク・スピーゲルが主人公のSF物語です。ジャズを基調としたBGMや独特の世界観が、日本はもとより世界中のアニメファンを魅了しました。
2017年には実写版が制作されると発表され、2021年11月には満を持してNetflixドラマとして登場しました。
ところが、放映開始からわずか数週間足らずの時点で、同作品の打ち切りが決定されました。
『カウボーイビバップ』打ち切りの理由
同作品は放映開始後、世界中で総計7,400万時間の視聴時間を獲得し、好調なスタートを切ったようですが、その後は視聴時間が59%減。
英文芸能ニュースサイト「The Hollywood Reporter」が独占公開した情報によると、Netflixによるドラマ「カウボーイビバップ」
の1シーズン終了後の打ち切りを決めたのは、「視聴者の視聴率とドラマの制作費を考えると、続編を作っても採算が合わないから」とのことだそうです。
シリーズ1の最終話は続編を期待させる終わり方をしていますが、残念ながら制作チームの夢は打ち砕かれてしまいました。
スパイク・スピーゲルを演じるジョン・チョー、ジェット・ブラックを演じるムスタファ・シャキール、そしてフェイ・ヴァレンタインを演じるダニエラ・ピネダは、それぞれが自身のソーシャルメディア上で残念な気持ちをそれとなく表明しています。
エンターテイメント批評家の声
テレビドラマや映画などのレビューサイトとして有名なRotten Tomatoesでは、オリジナルアニメは100%という最高の評価を得ています。ところが、『カウボーイビバップ』実写版は46%とかなり低い評価です。
ここでは、Rotten Tomatoesの批評家の声をいくつか紹介しましょう。
- Netflixの実写版『デスノート』よりかはひどくないけど、『カウボーイビバップ』にはまったくスイングがないね。
- アニメ版の大ファンなら、「See You, Space Cowboy」と言って実写版に別れを告げて、もう一度アニメ版を見直すでしょうね。
- 事実、実写版はまるっきり時間のムダですね。ワクワクやドキドキが欠けていて、渡辺のオリジナルシリーズとは釣り合いません。
なお、以上のレビューにある「渡辺」とは、原作アニメの監督である渡辺信一郎を指しています。実写版の第一話に登場するカジノは、古臭いスロットマシーンやポーカーテーブルがある簡素な作りですが、実は「ワタナベ・カジノ」という名前が付けられていて、原作ファンのウケを狙っていたりします。
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実写版の制作は難しい?
アニメやマンガの実写版は今までも数多く海外で制作され、登場しています。『攻殻機動隊』、『デスノート』、『ドラゴンボール』、そしてもっと古い作品としては『スーパーマリオブラザーズ』などが実写版の代表例として挙げられます。しかし、どの作品もことごとく失敗しているのが現実です。
特に『カウボーイビバップ』の場合は原作が超高評価を得ているだけあって、その壁を超えるのは至難のわざでしょう。そのため、Netflix版が視聴者の期待に応えられなかったとしても、それはそれで仕方がないのかもしれません。
唯一の救いは、おそらく実写版の影響で、原作アニメ版全話がNetflixで視聴できるようになっている点です。Netflix自体の利用者数も日本では増加していますから、これをきっかけに原作版を視聴する人も増えて、新たな『ビバップ』ファンが生まれることでしょう。