Oct 19 (newsonjapan.com) - アニメやファッション業界において独特な立ち位置を確立している日本。
そのユニークなカルチャー性はゲーム界においてももちろん発揮されている。今回は海外との比較を通して、日本のゲームやカジノにおける特徴的な文化を探っていきたい。
日本と海外のゲーム文化比較
テレビゲーム
任天堂やソニーを代表として、日本はこれまで世界的に人気を誇るゲームを生み出してきた。日本において特徴的なのは、歴史的にRPGが好まれるということである。ファイナルファンタジーやゼルダの伝説など、最終ゴールを目指してコツコツと積み重ねていくタイプのゲームである。ファイナルファンタジーは既に16作目を迎えていることからも、RPGが愛された歴史がうかがえる。
一方で、海外で近年人気が高いのはMMO(Massively Multiplayer Online)と呼ばれる、複数人が同時にオンラインで遊べるタイプのゲームである。日本でもMMO人口は増えているものの、RPGの人気が未だ根強い。
ラーメン屋でお一人様席があるように、「1人で黙々と進める」形式が日本人の気質にあっているのかもしれない。
パチンコ
パチンコはユニークな文化の日本代表の1つと言えるだろう。開店前から人が並び、店の周りは自転車でいっぱい。老若男女が集う、昔ながらの遊び場だ。
パチンコをユニークにしているのは、海外とのギャンブルにおけるルールの違いだと言える。買ったコインを換金できるかどうかがポイントで、ご存知の通り日本では正式にはギャンブルは許可されていない。そのため、化粧品や香水、ぬいぐるみといった「景品」に交換されるのである。
海外にはない、ギャンブルとゲームを掛け合わせた独特な文化である。
オンラインカジノ
基本的には日本で認められていないカジノ。しかし、ここ近年で急増しているオンラインカジノなら話は別だ。
「日本で」カジノをやってはいけない、というルールの裏を返せば、「日本以外で、許可を得て運営している」カジノで遊ぶ分には問題がない。要は、これまではラスベガスやマカオに出かけてカジノしていたのが、オンラインでできるようになった、ということである。最近では500円から入金できるオンラインカジノなどもあり、気軽に遊べるようになっている。
ただし「国や政府に許可を得て、海外で運営している」というポイントをよく確認した上で遊びたい。
まとめ
日本の独特なゲーム文化は今でも健在であり、海外と比較することで違いがよくわかる。
一方で、日本のゲーム会社も海外市場に目を向けており、例えば従来はRPGソフトばかりだったポケモンも、今ではMMOとして遊べるPOKEMON UNITEを開発するなど、市場のユーズに答えながら進化している。国内と海外における需要の違いから、今後ますますゲームは多様化していきそうだ。